野田総理に対する問責決議、可決
2012年8月29日、参議院・本会議で、野党7会派が提出した「野田総理大臣に対する問責決議」が賛成多数で可決した。
(賛成129票、反対91票)
今回、消費税反対派の野党7会派に、同じ野党の自民党が「野田総理が、内政・外交両面に渡って、国政を進めていくのは限界」として、賛成にまわり可決した。
(公明党は、採決を欠席)
総理大臣に対する問責決議が可決されたのは、今回で3回目。
(自民党政権時代の福田元総理、麻生元総理に続いて)
*野党7会派…「みんなの党」、「国民の生活が第一」、「共産党」、「社民党」、「みどりの風」、「新党改革」、「新党大地・真民主」
【問責決議】
議会において、政治任用職にある者(閣僚など)、または議会の役員(議長・委員長など)の責任を問う決議。
参議院で、国会決議として議決される例が多い。
(参議院には、内閣不信任決議がないため)
なお、問責決議には法的拘束力はないが、議会が否認した大臣が居座ると、議会運営が困難に(審議拒否等が起こる)。
そのため、問責決議が議決された大臣は、早晩、辞めることになる。
【衆議院・会派別所属議員数】
・民主党・無所属クラブ…249
・自由民主党・無所属の会…120
・国民の生活が第一・きづな…47
・公明党…21
・日本共産党…9
・社会民主党・市民連合…6
・みんなの党…5
・国民新党・無所属会…4
・改革無所属の会…4
・新党大地・真民主…3
・たちあがれ日本…2
・無所属…9
・欠員…1
(定員・480)
(2012年7月31日現在、衆議院発表)
【参議院・会派別所属議員数】
・民主党・新緑風会…88
・自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会…87
・公明党…19
・国民の生活が第一…12
・みんなの党…11
・日本共産党…6
・社会民主党・護憲連合…4
・みどりの風…4
・国民新党…3
・新党改革…2
・新党大地・真民主…2
・無所属…4
(定員・242)
(2012年8月1日現在、参議院発表)
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