経済学賞は、資産価格の実証分析に
2013年10月14日、スウェーデン王立科学アカデミーが、2013年のノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞(ノーベル経済学賞)を、ユージンF.ファーマ教授(アメリカ・シカゴ大学)と、ラース·ピーター·ハンセン教授(アメリカ・シカゴ大学)、ラース·ピーター·ハンセン(アメリカ・エール大学)の3人に授与すると発表。
授与理由は、3人の教授が行なった「資産価格の実証分析」の成果に対して。
(for their empirical analysis of asset prices)
株式市場などの資産市場で、短期(今後数日または数週間)には、株式や債券の価格を予測する方法がないということを。
一方、長期(今後3〜5年など)に対しては、これらの価格を高い確率で予測することが可能であるということを実証、分析した。
【アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞】
1968年、スウェーデン国立銀行が設立300周年の記念として、ノーベル財団に働きかけ、設立された賞。
経済や経済学の発展に寄与した人物に贈られる。
(1969年から授与が始まり、経済学とは少し離れた分野の受賞者も)
一般的には「ノーベル経済学賞」と呼ばれている。
しかし、アルフレッド・ノーベルが設置したものでは無いため、厳密にはノーベル賞では無い。
(ノーベル財団公式HPの説明でも、そのように記載されている)
賞金も財団からでは無く、スウェーデン国立銀行が拠出している。
ただし、選考や授賞式などの諸行事は、他の部門のノーベル賞と合同で実施されている。
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