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ケネディ大使の信任状奉呈式、行われる ２０１３年１１月１９日午後、皇居で、アメリカの駐日大使に就任したキャロライン・ケネディ氏の信任状奉呈式が行われた。 同日、信任状捧呈式に向かうため、ケネディ大使は明治生命館で儀装馬車に乗り込み、皇居外苑から皇居に入った。 皇居・松の間において、オバマ大統領から託された信任状を天皇陛下に捧呈した。 ＜信任状捧呈式＞ 新任の外国の特命全権大使が、派遣国の元首から託された信任状を天皇陛下に捧呈する儀式。 大使として派遣する者については、接受国から合意を得なければならない（外交関係に関するウィーン条約４条１項）。 また、大使は接受国の元首に対し、派遣国の元首が派遣する。 派遣に当たっては、派遣国の元首から信任状が託され、大使が接受国の元首に提出する（信任状捧呈式）。 大使の任務は、この信任状捧呈式からとされている（大使の正式な就任。外交関係に関するウィーン条約第１３条）。 なお、信任状捧呈式には外務大臣、または他の国務大臣が侍立する。 大使一行の皇居への送迎には、皇室用の自動車か馬車が提供されるが、ほとんどの大使は馬車を選択する。 【キャロライン・ケネディ】 正式名は、キャロライン・ブーヴィアー・ケネディ。 １９５７年１１月２７日生まれ。 第３５代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの長女で、弁護士。 ケネディ記念図書館の館長、及びハーバード大学政治学研究所の上席諮問委員会の議長も務めている。 ニューヨーク·タイムズ紙から、憲法、アメリカの歴史、政治、そして詩をテーマとした本を出版、多数のベストセラー本を書いた作家としても有名。 ２００８年のアメリカ大統領選挙で、叔父の故エドワード・ケネディ上院議員とともに、バラク・オバマ候補への支持を表明。 オバマ大統領誕生の立役者のひとり。 当時、民主党の大統領候補をヒラリー・クリントン氏とオバマ氏で争っていた。ケネディ家がオバマ支持を打ち出したことで、勝敗が決したと言われている。 ２０１３年７月２４日、オバマ大統領が、次期駐日大使に指名。 （大使決定には上院の「助言と同意」が必要） ２０１３年９月３０日、アメリカ議会・上院外交委員会が、駐日大使就任を全会一致で同意。 ２０１３年１０月１６日、アメリカ議会・本会議が、駐日大使就任を全会一致で同意。 ２０１３年１１月１５日、アメリカの在日大使として、日本に赴任。 ＜略歴＞ ハーバード大学で学士を得たあと、コロンビアロースクールで法務博士（ＪＤ、ジュリス・ドクター）の学位を修得。 １９９４年～２０１１年、大統領討論委員会の理事。 １９９８年～２００９年、ＮＡＡＣＰ（全米黒人地位向上協会）の「正当防衛および教育の基金」の理事。 ２００２年～２０１２年、ニューヨーク市の「公立学校のための基金」の副議長。 ２０１２年９月、「ジョン·Ｆ·ケネディ·センター」の理事会の一般評議員に任命される。 （The John F. Kennedy Center for the Performing Arts、ワシントンＤ.Ｃ.にある総合文化施設。正式名は「舞台芸術のためのジョン・F・ケネディ・センター」） その他、公立学校のための新しいビジョンの理事、アメリカン·バレエ·シアターの名誉議長でもある。 ＊略歴はホワイトハウス発表の公式略歴に一部追加したものです |
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