グルジア大統領選挙について報道官談話
2013年10月31日、外務省が、グルジア大統領選挙について外務報道官談話を発表。
<外務報道官談話>
1、10月27日に実施されたグルジア大統領選挙が平和裡かつ民主的に行われたことを歓迎し、ギオルギ・マルグヴェラシヴィリ候補が大統領に選出されたことに祝意を表します。
2、我が国は、欧州安全保障協力機構/民主制度・人権事務所選挙監視団の「今回の選挙は効率的に運営され、透明性も高く、また、平穏かつ建設的な雰囲気の中で行われた」との評価に賛同します。
国際選挙監視団に派遣した我が国要員からも、投票手続きは規則に則って行われ、透明性も十分に確保されており、公正な選挙であったと評価できるとの報告を受けています。
3、我が国は、自由、民主主義、法の支配といった基本的価値を共有するグルジアにおいて、マルグヴェラシヴィリ次期大統領の下、全ての政治勢力が同国の安定と発展に向けて協力していくことを期待しています。
【グルジア】
南コーカサス地方(西アジアと東ヨーロッパの境界)の共和制国家。
(東に黒海。北にロシア、南にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャン)
旧ソビエト連邦の構成国のひとつで、1991年に独立。
国土面積は日本の約5分の1、人口は430万人(2012年)。
民族はグルジア系が多数(84%)を占めるが、アゼルバイジャン系、アルメニア系、ロシア系などの民族も。
公用語はグルジア語で、宗教は主にキリスト教(グルジア正教)。
主要産業は、農業(ぶどう栽培が有名。ワインも)と鉱業(マンガンなど)。
1991年の独立後、国内で混乱が続き、2008年には南オセチア紛争も起こった。
(政府軍と、南オセチア、アブハジアの分離派との戦い。ロシアが分離派を支援し、事実上、グルジアーロシア戦争となった。そのため、この紛争は別名「ロシア-グルジア戦争」とも呼ばれる)
現在、グルジアは、EU、NATO加盟向け、動いている。
(ロシアとは緊張関係にある)
*参考…外務省発表「グルジア一般情勢」
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