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天皇陛下、インドにご到着

2013年11月30日、天皇陛下が、皇后陛下とともに、インドの首都・ニューデリーに到着された。
(両陛下はインド公式訪問のため、同日、日本を出発されていた)

<天皇陛下のお言葉(インドご訪問に当たって)>
(2013年11月28日)
昨年、日本・インド国交樹立60周年を迎え、この度、インドを訪問することになりました。
私どもがかつてインドを訪問したのは、プラサド大統領が国賓として日本を御訪問になったことに対する答訪の時で、今から53年前のことになります。
当時は国事行為の臨時代行に関する法律がなかったため、天皇が国を離れることができず、心苦しいことではありましたが、天皇の名代として私が答訪した次第です。

デリーにおいて、プラサド大統領、ラダクリシュナン副大統領、ネルー首相が丁重に迎えてくださったことが懐かしく思い起こされます。
インドの独立に至る日々、またそれ以後の年月、様々な困難を克服し、国を率いてこられたこれらの方々に、20代半ばという若き日にお会いしたことは、私どもにとり誠に意義深いことであったと思います。
皇后はかつて学生時代にネルー首相の「父が子に語る世界歴史」に出会っており、ネルー首相との会話は非常に心に残ることであったと思います。
この訪問で、私どもは東はコルカタから西はムンバイにわたる各地を訪れ、歴史や文化に触れ、インドへの理解を深めることができました。
また、多くの人々から温かく迎えられたことも深く心に残っています。

それから、半世紀以上が経ちました。
先の訪問時、私どもが建設の儀式に携わったインド国際センターは立派に完成し、この度、再び訪問することになっています。
かつて外務大臣の時にお会いしたムカジー大統領閣下やシン首相に再びお会いすることと共に、この度の訪問で楽しみにしていることの一つに挙げられます。

インドは独立以来民主主義を堅持し、国を発展させてきました。
今日インドはIT産業を始め、様々な分野で発展が著しいと聞いています。
この度の訪問が、インドへの理解を更に深める機会となることを期待しています。
両国民が互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、両国が相携えて発展していくことを願ってやみません。

ニュースINDEX.2013年12月①
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