G20閉会、特に何も
2013年2月15日(現地時間)、モスクワ(ロシア)で15日から開かれていたG20(20ヵ国財務大臣・中央銀行総裁会議)が閉会。
(日本からは、麻生太郎・財務大臣と白川方明・日銀総裁が出席)
また、会議での成果が、声明として発表された。
なお、声明について、専門家から、
「原理原則をうたっただけ」
「実際の状況は、G20の声明とは反対の方向に進んでいる」
「ブロック経済の進行や、為替を自国有利となるよう誘導している」
との意見が。
日本の金融緩和に、好意的な見方が多いことについても、
「日本は、世界の財布となっているから」
との意見が。
【G20声明・概要】
世界経済の成長は弱く、失業率は多くの国で高いまま。
これは、政策の不確実性、民間のデレバレッジ、財政による抑制、傷ついた信用仲介機能、不完全な世界需要のリバランスによるもの。
積極的な改革と協調した政策が、成長を達成し、信頼を回復する鍵となる。
我々は、経済への信用の流れを改善する措置を支持する。
金融政策は、物価安定に向けられるとともに、経済の回復を引き続き支援するべきである。
生産性を改善する「構造改革」を追求する。
競争力のための為替レートを目的とせず、あらゆる形態の保護主義に対抗し、開かれた市場を維持する。
長期投資は、全ての国にとって、経済成長と雇用創出の主要な貢献要素であると認識する。
政府借金のリスクを、きちんと評価する作業が必要である。
*公式声明(財務省仮訳)を、くにゅーニュースが概略した。
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