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南鳥島周辺のレアアース泥、超高濃度

2013年3月21日、海洋研究開発機構(独立行政法人)と東京大学が、南鳥島周辺の海底から採集された堆積物に、最高6500ppmの超高濃度のレアアースが含まれていたと発表。
(両機関の共同研究)

両機関が、今年1月に深海調査研究船『かいれい』で、南鳥島周辺の水深5600m~5800mの海底から堆積物を採集。
それを分析してきた。
(海底表層付近におけるレアアース濃度の鉛直分布調査)

結果、南鳥島南方の調査地点において、海底下3m付近で、最高6500ppmを超える超高濃度のレアアースを含む堆積物の存在を確認。
また、複数の地点で海底下10m以内の浅い深度から、レアアース泥を発見した。

【レアアース】
レアアースは、スカンジウム、イットリウムの2元素と、ランタノイド15元素(元素番号57~71まで)の17元素をいう。
永久磁石(希土類磁石)、ガラス研磨材・添加剤、触媒、蛍光体などに使用されている金属。
(レアメタルのひとつ)

なお、レアアース泥は、このレアアースを豊富に含んだ泥質堆積物。
(東京大学の加藤教授らによって、2011年発見、発表された)
(南鳥島付近の海底に、日本が消費する230年分のレアアースが確認されている。2012年6月時点)

レアアース泥は、太平洋の深海底に広く分布し(資源量が膨大)、重レアアース含有量が高く、開発の障害となる放射性元素を含まないなどの特長を持つ。
(レアアース自体、地球上に膨大にあり、レアメタルでは無いとの意見もある)

ニュースINDEX.2013年3月③
★社会・国内
『資源』

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