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アメリカ・4月失業率、7.5%

2013年5月3日(現地時間)、アメリカ・労働省が4月の失業率(雇用統計)を発表。
(アメリカ雇用統計は労働省が毎月、月初めの金曜日に発表)

アメリカの4月の失業率は、7.5%で、先月より0.1%改善した。
(2012年9月から7%台となっている。それ以前は8%台)
2013年1月から強化した量的緩和政策(QE3)の効果が続いている形。
(2月は0.2%改善。3月も0.1%改善)

なお、アメリカの雇用統計が注目されているのは、FRBが「失業率」を経済政策の指標としているため。
(失業率が改善するまで、金融緩和を続けるとしているため)

また、これを受け、ニューヨーク株式市場のダウ平均は大きく上げた。

【QE3】
「Quantitative Easing program 3」を略したもの。
日本語に訳すと、「3回目の量的緩和政策」
(QEは過去2回行われている。今回が3回目)
FRBの金融政策決定機関「FOMC(連邦公開市場委員会)」が決めた政策。

具体的は、FRBが市場の国債や債券を購入することで、市場の資金量を増大させ、景気を刺激する。

QEは、過去2回行われており、
1回目のQE(QE1)は、2008年11月~2010年6月まで(8ヵ月)行われ、1兆7250億ドルの国債、MBSなどを購入。
2回目のQE(QE2)は、2010年11月~2011年6月まで(8ヵ月)行われ、6000億ドルの国債を購入。

3回目は、2012年9月から始め、月400億ドルのMBSを購入。
2013年1月からは、さらに、長期国債も毎月450億ドル購入。
(合わせて850億ドルを、毎月、FRBが買い入れる)
(MBS…Mortgage-backed securities、モーゲージ担保証券、不動産担保証券、住宅ローン担保証券などと訳されている)

2012年12月12日、ゼロ金利政策は「失業率が6.5%以下」になったり、「インフレ見通しが2.5%を超えた」場合は停止すると発表。
(ゼロ金利政策は、これまで「2015年の半ばまで」と公表していた)
(QE3は、金利政策だけで景気回復が図れなかったため、ゼロ金利政策に被せる形で始まった金融政策。ゼロ金利政策の停止は、QE3の停止も意味する)


ニュースINDEX.2013年5月①
★政治・国際
『アメリカ』

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