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メタンハイドレート、日本海側も調査

2013年6月10日、資源エネルギー庁が、表層型メタンハイドレートの本格的な調査に着手したと発表。

表層型メタンハイドレートは、海底表面に露出したメタンハイドレート鉱床。
日本海沿岸において存在が確認されているが、詳しい状況(資源量等)がわかっていない。
(太平洋にあるメタンハイドレートについては、すでに産出試験を終えた段階)

今回、同庁が資源量把握のため、日本海沿岸にあるメタンハイドレートについて本格的な調査を始めた。
なお、2013年度は、「上越沖、能登半島西方の沖合」を調査する。
(6月8日、調査船が新潟県直江津港を出港し、調査を開始)
(船底に設置された機器から音波を発信することで、海底の地形や海底直下の地質構造を把握する)
(今後3年で、日本海側のメタンハイドレート調査を終える予定)


【メタンハイドレート】
低温高圧の条件下で、メタン分子と水分子が結合して生成する氷状の物質。
永久凍土地域の地下や、水深500m以深の海域の海底面下に存在する。

日本のメタンハイドレートの資源量は、現時点、日本の消費量の約96年分(天然ガス)。
(日本近海の海底の地下に多量にあると見られているが、調査は始まったばかりで、資源量がどれだけあるのかは今後の調査次第)

【太平洋でのメタンハイドレート海洋産出試験】
日本近海の海底の地下に、メタンと水が結合した氷状の物質「メタンハイドレート」が存在する。
このメタンハイドレートを分解させ、天然ガスとして取り出すための実験。

2012年から、経済産業省が事業主となり、渥美半島ー志摩半島沖(第二渥美海丘)で掘削作業を行ってきた。
(実施主体は、石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
2013年3月12日、「減圧法」により、メタンガスの取り出しに成功。
2013年3月18日、ガス生産実験の終了。

2013年3月19日、12日~18日(6日間)におけるガス生産量は、約12万立方メートルと発表。
(速報値)
(1日あたり約2万立方メートル)

ニュースINDEX.2013年6月②
★社会・国内
『エネルギー』

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