くにゅーニュース(Qnewニュース)
ホーム ニュース・経済 健康・料理 生活関係 テレビ娯楽 旅・観光 スポーツ
安愚楽牧場・元社長らを逮捕

2013年6月18日、警視庁が、経営破綻した「安愚楽牧場」の元社長ら幹部3名を、特定商品預託法違反容疑で逮捕した。

逮捕されたのは、安愚楽牧場の元社長と、元執行役員2名。
3名は事実と異なる説明で、顧客の勧誘していた疑い。

【安愚楽牧場(あぐら)】
和牛オーナー制度を運営する株式会社。
(栃木県那須塩原市)
栃木県、北海道、宮崎県などで、40ヶ所の牧場を経営。
その他、多数の牧場に和牛を預託している。
直営と預託を合わせて、飼育和牛は、14万6千頭。

2011年8月9日、多額の負債を抱え、経営破綻状態に陥ったため、東京地裁に民事再生法の適用を申請、民事再生手続に入った。
民事再生申立書によると、債権者は7万4798人。
負債額は、4330億8300万円。
(2011年の経営破綻では、最大の負債額)
経営破綻の要因として、東京電力福島第一原発事故による契約解除の増加や、和牛の価格下落を挙げている。
そのため、東電に、損害賠償を請求する考え。

2011年11月8日、東京地裁が、再生手続きの廃止を決定し、財産の保全管理命令を出した。
(同社の管財人が、民事再生手続きの廃止を、裁判所に申請)
管財人によれば、資金繰りが圧迫しており、このままでは、多数の牛が餓死する事態。
そのため、早急に、牛を売却する必要があり、時間が掛かる民事再生手続きは、無理と判断した。

2011年12月9日、 東京地裁が破産手続き開始を決定。

2013年6月18日、警視庁が、経営破綻した「安愚楽牧場」の元社長ら幹部3名を、特定商品預託法違反容疑で逮捕。
(事実と異なる説明で、顧客の勧誘していた疑い)

ニュースINDEX.2013年6月②
★社会・国内
『投資』

Qnewニュース