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2013花傘巡行、行われる(京都)

2013年7月24日、京都市で、祇園祭の『花傘巡行』が行われた。

花傘巡行は、『後祭』が無くなった代わりに行われている行事。
(後祭・山鉾巡行は、前祭と一緒に行われるようになったため)

この日の京都は曇り空で、花傘巡行がスタートした10時の気温は24℃。
巡行が終えた12時過ぎでも、25℃。
2013年は、華やかなで涼しい「巡行」となった。
(朝から気温が30℃を超え、昼には35℃を超える中で行われる年が多い)
       
なお、花傘巡行が終わったことで、祇園祭は『後の祭り』となる。
(祇園祭自体は7月末日まで行われるが、華やかな行事は終了したため)

【花傘巡行】
祇園祭の山鉾巡行は、17日の前祭と24日の後祭に分かれていた。

戦後、京都市内中心部を長期に渡り(2週間以上)、交通規制することが問題となり、昭和41年から、山鉾巡行をすべて17日に行なうようになった。
(市内中心部の交通規制が1週間程度で済む)

24日に行われていた「後祭」の代わりに始まったのが、花傘巡行。

花傘を中心に、祇園囃子、祇園太鼓、子供神輿など総勢900名もの大行列が、祇園石段下を出発。
四条通、河原町、御池通、寺町御池、四条寺町を経由、八坂神社へ戻る。

<巡行コース>
八坂神社・石段下(10時出発)→四条通→河原町通→御池通→寺町通→四条御旅所→四条通→石段下→神幸通→八坂神社(12時頃到着)

【後の祭り】
後の祭りとは、時機を逸してことに対する後悔の念を表す言葉だが、祇園祭から生まれたと言われている。
(有力説)

祇園祭の何を指すかについて、多数の説が。
有力なのは、
1、巡行が終わったあとの山鉾を指す。
2、前祭が終わったあと(7月18日~7月末の間)。
3、後祭、そのもの(7月24日)。
4、後祭が終わったあと(7月25日~7月末の間)。

もっとも有力なのは、4の後祭が終わったあと。

後祭は、前祭に比べ規模は小さかったものの、豪華さではひけを取らなかった。
(後祭のしんがりを、豪華で巨大な「大船鉾」が務めていたため)
そのため、後祭そのものを指す説や、前祭の終わったあと説は、「後の祭り」の意味と合わない。

【祇園祭】
京都の八坂神社の祭り。
日本三大祭りの一つ。
(大阪の天神祭、東京の神田祭、京都の祇園祭)

京都三大祭りの一つ。
(葵祭、祇園祭、時代祭)

869年に始まった。
(疫病を鎮めるために始められた神事が、起源)
970年から、毎年行うように。
(応仁の乱や第二次世界大戦のため、中断したことも)

<主な行事>
・7月10日…山建て鉾建て(〜13日)
・7月14日…宵々々山
(この日から16日まで、四条通や烏丸通が歩行者天国に)
(午後6時以降)

・7月15日…宵々山
・7月16日…宵山
・7月17日…山鉾巡行
・7月24日…花傘巡行

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