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FRB、「QE3」を縮小せず継続

2013年9月18日(現地時間)、FRB・連邦公開市場委員会が開催され、QE3(アメリカの量的緩和政策)を継続することが決まった。

連邦公開市場委員会は、アメリカの経済活動について緩やかなペースで拡大しているとしたうえで、失業率が高いままであることから、現在の金融緩和政策の継続を決めた。
(アメリカの失業率は、8月時点で7.3%)

【QE3(アメリカの量的緩和政策)】
「Quantitative Easing program 3」を略したもの。
日本語に訳すと、「3回目の量的緩和政策」
(QEは過去2回行われているため、今回が3回目となる)

FRBが通貨量を増加させ、景気を刺激する政策。
具体的は、FRBが市場の国債や債券を購入することで、市場の資金量を増大させる。

QEは、過去2回行われており、
1回目のQE(QE1)は、2008年11月~2010年6月まで(8ヵ月)行われ、1兆7250億ドルの国債、MBSなどを購入。
2回目のQE(QE2)は、2010年11月~2011年6月まで(8ヵ月)行われ、6000億ドルの国債を購入。

3回目は、2012年9月から始め、月400億ドルのMBSを購入。
2013年1月からは、さらに、長期国債も毎月450億ドル購入。
(合わせて850億ドルを、毎月、FRBが買い入れる)
(失業率が下がるまで続けられる。実際、どこまでやるかは未定)
(MBS…Mortgage-backed securities、モーゲージ担保証券、不動産担保証券、住宅ローン担保証券などと訳されている)


なお、この量的緩和政策が行われると、ドルの通貨量が増大するため、ドルの価値が下がり円高となる。
          
2012年12月12日、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が、ゼロ金利政策は、「失業率が6.5%を超えている」、「インフレ見通しが2.5%を超えていない」ことを条件にすると発表。
(ゼロ金利政策は、これまで「2015年の半ばまで」と公表)
(2015年までに失業率が6.5%以下になったり、インフレ見通しが2.5%を超える状況になったら、その時点で、ゼロ金利政策は止める)


【2013年アメリカ失業率(月別)】
・1月…7.9%
・2月…7.7%
・3月…7.6%
・4月…7.5%
・5月…7.6%
・6月…7.6%
・7月…7.4%
・8月…7.3%
(アメリカ労働省発表)

ニュースINDEX.2013年9月②
★政治・国際
『アメリカ』

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