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火山に警戒、注意を ２０１４年１０月２３日、第１３０回・火山噴火予知連絡会が開催され、全国の火山活動について検討が行われた。 今回の連絡会では、特に御嶽山、口永良部島、桜島、霧島山の火山活動について、重点的に検討が行われ、終了後、その結果が発表された。 御嶽山、口永良部島、桜島、西之島、霧島山・新燃岳、霧島山・硫黄山、阿蘇山、蔵王山、草津白根山において、噴火の可能性があるとの結論。 【火山活動に関する検討結果】 （火山噴火予知連絡会発表をまとめたもの） ＜御嶽山（長野、岐阜）＞ ・現在、火口周辺警報（噴火警戒レベル３） ・９月２７日に水蒸気噴火が発生し、大きな噴石が火口から約１キロメートルの範囲に飛散。火砕流も発生。 ・火山活動は低下傾向がみられるものの、噴煙活動や地震活動が続いており、今後も小規模な噴火が発生する可能性がある。 ・引き続き、噴火に伴う噴石や火砕流に警戒を。 ・降雨時には、土石流に注意を。 ＜口永良部島（鹿児島）＞ ・現在、火口周辺警報（噴火警戒レベル３） ・新岳では、８月３日に噴火が発生。大きな噴石が火口から約１キロメートルの範囲に飛散し、火砕流も発生。 ・噴煙活動等が継続しており、今後も噴火が発生する可能性がある。 ・引き続き、噴火に伴う噴石や火砕流に警戒を。 ・降雨時には、土石流に注意を。 ＜桜島（鹿児島）＞ ・現在、火口周辺警報（噴火警戒レベル３） ・昭和火口の噴火活動は、活発な状態。 ・活発な噴火活動は継続すると考えられる。 ・昭和火口及び南岳山頂火口から概ね２kmの範囲は、大きな噴石、火砕流に警戒を。 ＜西之島（東京）＞ ・現在、火口周辺警報（入山危険） ・２０１３年１１月２０日から、噴火による噴石等の堆積や溶岩の流出が継続中。 ＜霧島山・新燃岳（鹿児島）＞ ・現在、火口周辺警報（噴火警戒レベル２） ・マグマだまりの膨張を示す地殻変動が、２０１３年１２月頃から伸びている。 ・小規模な噴火が発生する可能性がある。 ・火口から概ね１kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒を。 ＜霧島山・硫黄山（宮崎）＞ ・現在、噴火予報（平常） ・２０１４年８月２０日、約７分間の火山性微動が発生。 ・火山活動が高まっている。 ・噴気や火山ガスなどの噴出や、噴火が発生する可能性がある。 ＜阿蘇山（熊本）＞ ・現在、火口周辺警報（噴火警戒レベル２） ・２０１４年８月２７日以降、孤立型微動や火山性地震が増加。 ・火口内の熱活動が高まっている。 ・中岳第一火口から概ね１kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒を。 ・火口の風下側では、降灰、小さな噴石に注意を。 ＜草津白根山（群馬）＞ ・現在、火口周辺警報（噴火警戒レベル２） ・２０１４年３月上旬から、火山性地震が増加。 ・草津白根山の火山活動は活発化しており、今後、小規模な噴火が発生する可能性がある。 ・湯釜火口から概ね１kmの範囲では、噴火に伴う噴石に警戒を。 ＜蔵王山（宮城、山形）＞ ・現在、噴火予報（平常） ・２０１４年８月から１０月にかけて、火山性微動が９回発生。 ・１０月８日と１９日、御釜において変色の発生を確認。 ・２０１３年１月以降、地震活動の高まりがみられている。 ・突発的な噴気孔の生成、火山ガスや泥の噴出等の可能性も。 ・観光や登山で近づく際には、十分に注意を。 |
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