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パレスチナ自治政府高官、死亡事件

2014年12月11日、外務省が、パレスチナ自治政府高官の死亡について、外務報道官談話を発表。

12月10日、ヨルダン川西岸においてデモ行進に参加していたアブー・アイン・パレスチナ自治政府壁・入植抵抗局長が、イスラエル軍に胸を小突かれ、その後、死亡した。
このことに対する日本の見解。

イスラエルでは、今年8月26日、パレスチナとイスラエルの間において停戦が発効したものの、その後、イスラエルが東エルサレムの入植地において、住宅建設を進め、緊迫していた。
この事件で、さらに緊迫が強まる事態に。

【外務報道官談話・パレスチナ自治政府高官の死亡】
1、日本政府は、12月10日、ヨルダン川西岸におけるデモ行進に参加していたアブー・アイン・パレスチナ自治政府壁・入植抵抗局長が亡くなられたことを、衝撃と悲しみをもって受け止めています。
同局長の御遺族に対し、哀悼の意を表します。

2、我が国は、イスラエル当局に対し、今般の事案を早急かつ透明性を持って調査するよう求めます。

3、我が国は、今般の事案が暴力の拡大に繋がらないよう強く希望するとともに、全ての和平当事者が緊張を緩和し、交渉再開に向けて相互の信頼を高める努力を継続することの必要性を改めて強調します。

<イスラエルとガザ地区の状況>
2014年6月以降、ガザ地区からイスラエル領内にロケット弾が散発的に発射されており、また、これに対し、イスラエル国防軍がガザ地区に空爆を行なっていた。
この事態を受け、エジプト政府が仲裁に乗り出したが、解決に至らなかった。

2014年7月17日夜(日本時間18日)、イスラエル軍の地上部隊が、ガザ地区に侵攻。
以降、ガザ地区では、パレスチナ武装勢力とイスラエル軍との間で激しい戦闘が続く。

2014年8月26日、エジプトの要請に応じる形で、パレスチナとイスラエルが停戦受け入れ。
停戦が発効。

ニュースINDEX.2014年12月③
★政治・国際
『イスラエル』

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