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吾妻山、噴火警戒レベル2に

2014年12月12日、気象庁が、吾妻山(福島県、山形県)の噴火警戒レベルを、1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。

吾妻山は、12日6時21分頃、継続時間のやや長い火山性微動が発生し、その後火山性地震が増加。
また、浄土平(大穴火口の東南東約1km)の傾斜計では、火山性微動に伴って西上がりの変化がみられた。

吾妻山の火山活動は活発化しており、小規模な噴火が発生する可能性があります。
大穴火口から概ね500mの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒を。
大穴火口の風下側では、降灰及び風の影響を受ける小さな噴石、火山ガスに注意を。

<吾妻山(あづまやま、あづまさん)>
吾妻連峰とも呼ばれ、山形県と福島県の県境の山々(火山群)の総称。
最高峰は、西吾妻山で2035メートル。
火山としても有名で、1977年、一切経山(1949メートル)が小規模な噴火を起こしている。

全域が磐梯朝日国立公園に含まれ、東北地方を代表する山岳観光地のひとつ。
山麓には紅葉名所や温泉、スキー場などがあり、年間を通じ、多数の観光客が訪れる。

<参考:噴火警戒レベル>
レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難等が必要。

レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。

レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。

レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制等。

レベル1(平常)
状況に応じて火口内への立入規制等。

ニュースINDEX.2014年12月③
★気象・国内
『火山』

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