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債務引き上げ問題、来年3月まで先送り

2014年2月12日(現地時間)、アメリカ議会・上院で、「2015年3月まで、財務省の借入制限を一時停止する法案」が可決した。

これは、アメリカ連邦政府の債務が決められた上限に達し、債務不履行(デフォルト)となるのを回避する法案。
前日(11日)に、野党・共和党が多数を占める下院でも、賛成221、反対201で可決している。
(共和党の一部が賛成に回ったため、可決)

<ニュースのポイント>
今年11月4日の中間選挙(下院議員すべてと、上院の三分の一が改選)を睨んだ、民主党VS共和党の攻防。
オバマ大統領の支持率が低い(約40%前後)ため、共和党としてはこのままの状態でも、十分、選挙を戦えると考えた。
(むしろ、長引くと共和党の責任にされるため)

【アメリカ連邦政府の債務引き上げ問題】
アメリカ連邦政府の債務が法定上限に達し、議会が法定上限の引き上げを行なわないと、連邦政府が債務不履行に陥る(デフォルト)問題。
1980年以降、40回以上、債務の上限は引き上げられてきた。
現在(2014年2月)のアメリカ連邦政府の債務は、17兆3千億ドル。

アメリカ議会は現在、上院は民主党が、下院は共和党が多数を占める「ねじれ状態」にあり、野党・共和党は、「政府借金を増加させている要因について、何の対応も行わず、債務上限を引き上げることはできない」とし、単に引き上げることに反対してきた。
2014年2月12日、「2015年3月まで、財務省の借入制限を一時停止する法案」を上院が可決。
(下院は11日に可決。共和党の一部が法案の賛成に回った)

ニュースINDEX.2014年2月②
★政治・国際
『アメリカ』

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