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みんなの党・新代表に浅尾慶一郎氏

2014年4月11日、みんなの党が両院議員総会を開催し、浅尾慶一郎幹事長を新代表に選出した。

渡辺喜美代表の辞任に伴うもので、代表選に立候補したのは浅尾慶一郎幹事長だけであった。

【渡辺喜美代表、辞任までの経緯】
2014年3月26日、同日発売された「週間新潮」に、化粧品会社「DHC」の吉田嘉明会長が、渡辺喜美・みんなの党代表に計8億円を貸したという記事が掲載される。

同記事とその後の渡辺代表の説明等によると、2010年の参院選を控えた時期に3億円、2012年の衆議院総選挙を控えた時期に5億円を、渡辺代表が吉田会長から借用した。
(吉田会長の個人口座から、渡辺代表の個人口座に送金する形で)

この借入れについて、政治資金規正法や公職選挙法に違反する可能性があるとの見方もあり、みんなの党が検証委員会を設置し調査を始めた(現在、調査中)。

2014年4月7日、渡辺代表が記者会見を開き、この借入れについては政治資金規正法上、違法な点はないと説明。
しかし、党に迷惑をかけたことを謝罪し、代表を辞任をすることを発表。
(正式な辞任は翌8日)
なお、借入金はすべて7日に返済したと説明。

【みんなの党・経緯】
2009年2月、渡辺喜美、江田憲司両衆議院議員が中心となって、国民運動体「日本の夜明け」を発足させる。
2009年8月8日、日本の夜明けが政党「みんなの党」に。
政策として「脱官僚」「地域主権」を掲げ、「天下りの根絶」、給与法や労働基本権付与等の「公務員制度改革」、「税金の無駄遣いの解消」等を行うとした。

2013年、7月の参院選での選挙協力を巡って、江田氏と渡辺代表が対立。
江田氏が日本維新の会と選挙協力を結ぶも、渡辺代表が「考え方の違う」同党とは組めないとした。
結局、7月の参院選において、維新の会との選挙協力は行われなかった。

2013年11月、臨時国会で、渡辺代表が特定秘密保護法において、与党との修正協議に応じ、同法の賛成に回った。
これにより、法案に反対する江田氏らとの亀裂が決定的となり、12月9日、江田氏ら14名が、「みんなの党は結党の原点を忘れ、変わり果ててしまった」として、離党届けを提出。
(離党届けを提出した議員は「結いの党」を設立)

2014年4月8日、渡辺代表が8億円の借入金をめぐり、党に迷惑を掛けたとして代表を辞任。
なお、2014年4月3日現在、みんなの党の国会議員は22名(衆議院9名、参議院13名)。

ニュースINDEX.2014年4月②
★政治・国内
『みんなの党』

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