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13日、熊本で鳥インフルエンザを確認

2014年4月13日、農林水産省と熊本県が、熊本県・多良木町の養鶏農場で、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表。

農林水産省と熊本県は、それぞれ「鳥インフルエンザ防疫対策本部」を設置するとともに、対策を開始した。
(当該養鶏農場の鶏の殺処分、焼埋却。移動制限区域の設定。主要道路に消毒ポイントを設置)

<熊本県・鳥インフルエンザ・経緯>
4月12日、熊本県多良木町の養鶏農場(肉用鶏、約5万6千羽)で、死亡羽数増加の報告があり、簡易検査をおこなった。
簡易検査で陽性が確認され、翌13日、遺伝子検査でも陽性(H5亜型)が確認。

また、この飼養者が管理者となっている相良村の養鶏農場(肉用鶏、約5万6千羽)も、疑似患畜の発生農場と判定。
「特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、殺処分、焼埋却を始めた。
同時に、移動制限区域の設定、主要道路に消毒ポイント設置を行なった。

【鳥インフルエンザ】
鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす「鳥の病気」。
なお、家畜伝染病予防法でウイルスの型によって、高病原性鳥インフルエンザ、低病原性鳥インフルエンザ等に区別。

高病原性鳥インフルエンザに感染すると、その多くが死亡します。
一方、家きんが低病原性鳥インフルエンザに感染すると、症状が出ない場合もあれば、軽い呼吸器症状が出たり、産卵率が下がったりする場合も。
なお、鳥インフルエンザウイルスは加熱すれば感染性がなくなるため、食品中にウイルスがあっても、十分に加熱して食べれば感染の心配はない。
*参考…農林水産省発表「鳥インフルエンザとは」

【鳥インフルエンザ対策】
(農林水産省発表の対策を、Qnewニュースがわかりやすくまとめたもの)
1、人・車輌等による侵入の防止
・なるべく外来者を入れない。
・消毒の徹底。

2、野鳥・野生動物による侵入の防止
・鶏舎には2cm角以下の網目の防鳥ネットを上から覆う。
・防鳥ネットの補修を欠かさず。
・間隙を塞ぎ、ネズミの侵入を防止。
・ネズミを見つけた場合、捕獲装置の設置、殺鼠剤の使用により駆除。
・鶏舎周辺、農場敷地周縁及び農場内道路へ消石灰を散布。
・鶏舎の中に入ったら、すぐに扉を閉める。

3、飲用水・飼料の汚染による侵入の防止
・新鮮な水道水を使う。
・水道水以外を使用する場合、鶏が飲む時に遊離塩素濃度が0.1ppm以上含まれるよう調整。
・飼料タンク付近は、常に清潔を保つ。
・倉庫等では、野鳥等の侵入防止、ネズミの駆除を行う。

4、鶏舎内外の整理・整頓・清掃
・鶏舎内外の整理・整頓・清掃や草刈り、木の伐採。
(ネズミや野鳥の繁殖場所を失くす)

5、鶏の健康管理及び取扱い
・健康な鶏の導入や、死亡鶏の適切な処理を行う。
・鶏舎内の環境整備(適正な飼養羽数と良い換気)や、適正な飼料の給与。

6、鶏糞の処理
・鶏糞は、農場内で適切な水分管理をして、十分に発酵させる。
(中心温度が70℃以上に)
・農場外に持ち出す場合は、病原体の拡散させないように注意。
・鶏糞処理施設にも、防鳥ネットを。

ニュースINDEX.2014年4月②
★社会・国内
『鳥インフルエンザ』

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