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日米共同声明「未来を形作る日本と米国」 ２０１４年４月２５日、日米首脳会談から１日遅れで、「日米共同声明」が発表された。 日米ＴＰＰ協議が続いていたため、１日遅れの「声明」となったが、結局、ＴＰＰ協議は合意に至らず「継続協議」となった。 共同声明は、「アジア太平洋及びこれを越えた地域の未来を形作る日本と米国」とのタイトルが付けられ、日本とアメリカが協力して（一体となって）、世界の経済、安全保障を構築していくとの内容になった。 【日米共同声明（概要）】 （外務省発表のものをまとめたものです） ＜日米関係総論＞ ・日米同盟は、世界の平和と安全の礎であり、グローバルな協力の基盤である。 ・日米協力は、世界の顕在化しつつある脅威や課題に対処するため、不可欠なものである。 ＜世界情勢について＞ ・日米両国は、クリミアを併合しようとするロシアの行動を非難する。ロシアに対し、ウクライナにおける緊張を緩和するよう強く求める。 ・日米両国は、中東和平の取組を支持する。 ・日米両国は、アフガニスタン復興のため、シリア情勢を改善するため、連携して取り組んでいく。 ＜安全保障について＞ ・日米両国は、中国が東シナ海に防空識別区を設定するなど、緊張を高めていることに、強い懸念を持っている。 ・日米両国は、南シナ海において紛争を解決するため、国際的な仲裁を含む、法的手段を用いることを支持する。 ・日米安全保障条約は、尖閣諸島を含め、日本の施政の下にある全ての領域に及ぶ。 ・アメリカは、日本が集団的自衛権に関する検討を行っていることについて、支持する。 ・日米両国は、普天間飛行場のキャンプ・シュワブへの早期移設、沖縄の基地の統合など、沖縄の負担軽減を再確認する。 ＜ＴＰＰについて＞ ・日米両国は、環太平洋パートナーシップ（ＴＰＰ）協定を達成するため、必要な措置をとることで一致。 ＜エネルギーと環境について＞ ・日米両国は、アメリカの液化天然ガスの、日本への輸出を歓迎する。 ・日米両国は、温室効果ガス排出削減に、他国と共に取り組んでいく。 ＜東南アジアについて＞ 日米両国は、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の重要性を認識、協力関係を深化させることで一致。 |
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