日本の200カイリ、マス、サケ漁獲合意
2014年4月3日、水産庁が、日本・ロシア漁業合同委員会・第30回会議の結果を発表。
(外務省からも、同様の発表が行なわれています)
水産庁によると、日本・ロシア漁業合同委員会・第30回会議(東京)は、3月24日に始まり、4月3日に閉会。
日本側から、遠藤久水産庁資源管理部審議官(政府代表)をはじめ、外務省、水産庁、北海道庁、関係団体の関係者が出席。
ロシア側から、コンスタンチン・バンドゥーリン連邦漁業庁科学教育局長(政府代表代理)をはじめ、関係者が出席。
会議では、日本の200カイリ内における、2014年のロシア系さけ・ますの漁獲量等について合意した。
また、ロシア200カイリ内の操業については、日程を改めて、協議をすることになった。
【日本の200カイリ水域内における漁獲量等】
1、漁獲量
・からふとます…1449.9トン(前年は漁獲量の上限なし)
・しろざけ…500トン(前年は漁獲量の上限なし)
2、漁業協力費
2億5222万円~2億8540万円の範囲で、漁獲実績に応じて決定。
(前年は3億7184万円)
*サケ、マスなど「川で生まれ川に戻る魚」については、国連海洋法で「母川国主義」が採用されるため、日本の200カイリ内においても、母川国に管轄権がある。
そのため、ロシア系サケ、マス(ロシアの川で生まれたもの)の採取については、ロシアとの交渉が必要となっている。
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