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タイの戒厳令について、談話を発表

2014年5月21日、外務省が、タイ王国における戒厳令の発出について、外務報道官談話を発表。

20日、軍が戒厳令を敷いたことについての談話。
        
■外務報道官談話:戒厳令について
タイ王国において戒厳令が発出されたことを受け、我が国は重大な関心をもって事態の推移を注視しています。

日本政府は、全ての関係者に対し、暴力を行使することなく自制ある行動を取るよう改めて強く促すとともに、関係者の立場の相違が、民主的プロセス及び真摯な対話を通じて、平和裡かつ早期に解決されることを強く期待します。

日本政府は、邦人の安全や日本企業の円滑な活動を確保するため、引き続き、タイ側への働きかけを含め、必要な措置を講じていきます。

■タイ:戒厳令までの経緯
2013年11月、タクシン元首相の恩赦や帰国を可能とする大赦法案が、国会で強行可決されたことで、国民が反発。
   
インラック首相を支持しないグループが、半年間にわたり、反政府デモを繰り返しました。
 
2014年5月7日、タイ憲法裁判所が、インラック首相が3年前に行なった政府高官人事について、憲法に違反したものであると認定。
憲法裁判所の判決により、インラック氏は首相を失職しました。

その後、インラック氏を支持するグループと、支持しないグループの対立が激しくなり、タイ国内が混乱状態に陥りました。
  
この状況を受け、2014年5月20日、軍がタイの戒厳令法に基づき、戒厳令を発出しました。

ニュースINDEX.2014年5月③
★政治・国際
『タイ』
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