天安門事件から25年
2014年6月4日、1989年に起った「天安門事件」から、25年目を迎えた。
天安門事件は、中国・天安門広場(北京市)で、民主化を求めて集結していた学生・一般市民に対し、中国人民解放軍が無差別に発砲、武力弾圧した事件。
6月4日の北京市内は、公安当局や治安部隊により厳戒態勢が敷かれた。
また、中国国内のテレビ、インターネットも規制が掛けられ、天安門事件に関する報道等は行われていない。
中国は、25年経った2014年も、共産党による一党独裁体制が続き、自由や人権が虐げられたままとなっている。
一方、香港では、天安門事件の犠牲者を悼む集会が行なわれ、多数の市民が祈りをささげた。
【天安門事件】
1989年6月4日、中国・天安門広場で、民主化を求めて集結していた学生・一般市民に対し、中国人民解放軍が無差別に発砲、
武力弾圧した事件。
当時、北京市内では、100万人超える学生・一般市民が民主化を求め、デモを行なっていた。
この中国人民解放軍の武力弾圧により、数万人の学生・一般市民が死傷した。
2010年、天安門で行なわれた民主化運動の指導者・劉暁波氏が、ノーベル平和賞を受賞。
劉暁波氏は、ノーベル平和賞を天安門事件の犠牲者にささげると語った。
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