IMFC、経済は回復を続けている
2015年10月9日(現地時間)、ペルー・リマで、第32回IMFC(国際通貨金融委員会)が開催された。
日本からは、麻生太郎・財務大臣が出席。
世界経済について議論が行なわれ、終了後「コミュニケ」が発表された。
コミュニケでは、世界経済について、「回復を続いているが、全体的に成長は緩やかでばらつきがある」とした。
半年前(2015年4月のIMFC)と同じ評価。
*コミュニケ…会議の経過、内容を公表する声明書。
【第32回IMFC・コミュニケ(ポイントの概要)】
(ミュニケのポイントをまとめたものです)
・世界経済の回復は続いているが、全体的に成長は緩やかでばらつきがある。
・一次産品価格の下落、難民問題などにより、世界経済見通しのリスクは増大した。
・先進国は、緩和的な金融政策を維持するべきである。
・持続可能な長期的成長の確保のため、構造改革は引き続き不可欠である。
・2010年のIMFクォータ・ガバナンス改革の実施が遅れていることは遺憾である。
・次回IMFC会合は、2016年4月15~16日、ワシントンD.C.において開催する。
【IMF国際通貨金融委員会(IMFC)】
国際通貨及び金融システムに関する問題を検討する委員会。
IMF理事選出国から1名ずつ、計24名の委員(大臣クラス又は代理)。
春・秋の年2回開催。
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