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EPA、VWに2回目の違反通知

2015年11月2日、アメリカ環境保護局(EPA)が、ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲン(VW)に、2回目の大気汚染防止法違反を通知した。
    
アメリカの排気ガス検査で不正を行なっていたことによる。
(検査の時だけ排出ガス処理システムが有効に働き、それ以外のときはシステムが無効化するソフトウェアを組み込んでいた)
EPAによると、通常走行時の排気ガス(NOx排出量)は、最大で基準値の9倍に達していた。
          
今回の対象は、3リットルエンジンを搭載したVW、アウディ、ポルシェのディーゼル車、約1万台。
(2014年モデルのVWトゥアレグ、2015年モデルのポルシェ・カイエン、2016年モデルのアウディA6クワトロなど)
       
<フォルクスワーゲン・大気汚染防止法違反事件>
2015年9月19日、アメリカ環境保護局(EPA)とカリフォルニア州が、ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲン(VW)に、大気汚染防止法違反を通知した。
    
VWは、2009年~2015年モデルのディーゼル車(2リットルモデル)において、アメリカの排気ガス検査で不正を行なっていたことによる。
(検査の時だけ排出ガス処理システムが有効に働き、それ以外のときはシステムが無効化するソフトウェアを組み込んでいた)
EPAによると、通常走行時の排気ガスは、最大で基準値の40倍に達していた。
2008年以来、アメリカにおける、違反ディーゼル車は約48万2千台。
       
2015年9月22日、VW社が、問題のあるディーゼル車は世界で1100万台と発表。
2015年9月23日、アメリカ排気ガス検査での不正を認めた、VWのマルティン・ウィンターコルン最高経営責任者(CEO)が辞任した。
    
2015年11月2日、アメリカ環境保護局(EPA)が、VWに、2回目の大気汚染防止法違反を通知。
3リットルエンジンを搭載したVW、アウディ、ポルシェのディーゼル車、約1万台(2014年~2016年モデル)においても、違法なソフトウェアを組み込んでいたことによる。
EPAによると、通常走行時の排気ガス(NOx排出量)は、最大で基準値の9倍に達していた。

ニュースINDEX.2015年11月①
★社会・国際
『アメリカ・自動車』
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