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作業員5名が膀胱がんを発症

2015年12月18日、厚生労働省が、芳香族アミンによる健康障害の防止対策について、関係業界に要請したと発表。
     
12月13日、化学工業製品製造業の事業場(染料・顔料の中間体の製造、労働者約40名)から、労働者4名(他に退職者1名、計5名)が膀胱がんを発症していると、所轄の労働局に報告があった。
      
膀胱がんを発症した労働者は、オルト-トルイジンをはじめとした芳香族アミンを取り扱う作業に従事していた。
現在、発生原因等について、労働基準監督署や労働安全衛生総合研究所が調査を行っている。
       
この事態を受け、予防的観点から、日本化学工業協会、化成品工業協会に対し、芳香族アミンによる健康障害の防止対策の適切な実施を要請したもの。
       
*オルト-トルイジンは、膀胱がんを引き起こすと指摘されている。IARC(国際がん研究機関)、日本産業衛生学会、ACCGIH(アメリカ産業衛生専門家会議)のいずれもが、発がん性があるとしている。
シークザジパング
ニュースINDEX.2015年12月④
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