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古都の風物詩「お水取り」始まる

2015年3月1日、奈良・東大寺二月堂で「お水取り」が始まった。
(3月14日まで)

お水取りは古都・奈良を代表する風物詩で、これが終わると、奈良に本格的な春が訪れる。
2015年の初日は雨となったが、多数の観光客が訪れ、古都の風物詩を楽しんだ。

【お水取り】
毎年3月1日から3月14日まで、奈良市の東大寺・二月堂で行われる「修二会(しゅにえ)」のこと。
あるいは、12日夜から13日未明に行われる修二会や、13日未明に行われる「お水取り」行事そのものを指す。
古都・奈良を代表する風物詩で、これが終わると、奈良に本格的な春が訪れるといわれています。

修二会は、旧暦の2月(インドの正月にあたる)に行われる仏教行事(法要)のひとつ。
本尊に対し、悔過(けか、罪の懺悔告白)を行うもので、東大寺以外に薬師寺、法隆寺西円堂、長谷寺(奈良)も有名。

東大寺の修二会は752年に始まったとされ、3月1日から14日までの2週間、二月堂の本尊十一面観音に、練行衆と呼ばれる行者が法要を行う。

お水取りの写真や映像でお馴染みの「お松明(二月堂の舞台で火のついた松明を振り回す)」は、練行衆が登り廊を登るときの「明かり」として、焚かれるもの。
お松明は、期間中、連日行われるが、12日には一回り大きな籠松明が使われる。
(1日~11日、13日は19時から。12日は19時30分から。14日は18時30分から)

なお、お水取りについては、
1、3月1日から3月14日まで、東大寺・二月堂で行われる「修二会」すべてを指す。
2、3月12日(12日夜から13日未明まで)の修二会を指す。
3、3月12日(正確には13日未明)の「お水取り」を指す。
の3説があり、一般的には「1」の意味で使われることが多いが、行事を行なっている東大寺は「2」の意味で使っている。

また、3は13日の午前1時頃、二月堂にある「若狭井」と呼ばれる井戸から、本尊に供えられたり、供花の水として用いられたりする水(香水)をくむ行事で、名前の由来となった「お水取り」です。
現在では、「お水取りのお水取り」などという言い方をされています。

<場所>
東大寺・二月堂(奈良市雑司町406−1)
・近鉄奈良駅から徒歩約20分
・各駅からバスで「大仏殿春日大社前」下車、徒歩約5分

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