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IMFC、世界経済は回復を続けている

2015年4月18日(現地時間)、ワシントン(アメリカ)で、第31回IMFC(国際通貨金融委員会)が開催された。

日本からは麻生太郎・財務大臣が出席し、世界経済について議論が行なわれ、終了後「コミュニケ」が発表された。

世界経済については、「成長は依然として緩やかであり、見通しにばらつきがあるが、回復を続いている」とした。
半年前(2014年10月のIMFC)の「世界経済は回復を続けているが、回復にはばらつきがあり、想定よりも弱い」より、少し改善した形。

*コミュニケ…会議の経過、内容を公表する声明書。

【第31回IMFC・コミュニケ(ポイントの概要)】
(ミュニケのポイントをまとめたものです)
<総論>
・世界経済の成長は依然として緩やかであり、見通しにばらつきがあるが、回復を続いている。

<世界経済>
・先進国の成長は、一部の国の強い回復とその他の国の改善を反映し、強まる見通し。
・新興国の一部の国は、一次産品価格の低下や輸出の減少などで、経済活動が低下している。
・石油価格の低下は、世界的にはプラスの影響を与えている。

<成長を促進する政策>
・我々は、豊かな世界経済という目標のため、更なる施策を実施する。
・我々は、金融の安定を保ち、成長を促進するマクロ経済政策を追求する。

<IMFの役割について>
・IMFに対して、改革のための資金支援に対応し、リスクに備え、融資制度の適切性を確保するよう求める。
・我々は、加盟国の成長を支援する上で、IMFが有益な役割を果たしていることを認識した。

<次回会合>
・次回IMFC会合は、2015年10月9日、10日、ペルー・リマで開催。

【IMF国際通貨金融委員会(IMFC)】
国際通貨及び金融システムに関する問題を検討する委員会。
IMF理事選出国から1名ずつ、計24名の委員(大臣クラス又は代理)。
春・秋の年2回開催。

ニュースINDEX.2015年4月④
★政治・国際
『IMFC』

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