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FOMC、経済活動は減速している

2015年4月29日(現地時間)、FRB・連邦公開市場委員会(FOMC)で、ゼロ金利政策の維持が決まった。

発表された声明によれば、アメリカの経済活動は「一時的な要因を反映して減速している」とした。
前回(3月18日)の「幾分和らいできている」より、後退した判断となった。

なお、昨年10月のQE3(アメリカの量的緩和政策)終了後、焦点は「政策金利の引き上げ」がいつ行われるかに移っている。

【FOMC声明・概要(2015年4月29日)】
<現状について>
・一時的な要因を反映して、冬の間に経済成長が減速している。
・失業率は堅調に推移している。
・家計支出の成長は低下したが、消費者マインドは高いまま。
・設備投資が軟化し、住宅セクターの回復が遅く、輸出が減少しているため、インフレ率は低いが、長期的なインフレ期待は安定している。

<金融政策について>
・引き続き、雇用最大化の促進と、2%のインフレ目標に近づけていく。
・雇用最大化と物価の安定に向けた歩みをサポートするため、現在のゼロ金利政策の維持を決めた。
・金利引き上げは、労働市場の状況、インフレ、インフレ期待と国際金融情勢などを考慮し決める。

ニュースINDEX.2015年4月⑥
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