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ウリィ銀行・東京支店に行政処分 ２０１５年６月１０日、金融庁が、ウリィ銀行・東京支店に対し、１ヵ月間の新規取引業務停止の行政処分を行なった。 また、健全な業務運営を確保するため、経営管理・内部管理態勢の見直しを行い、業務の改善計画を７月１０日までに提出し、直ちに実行することも命じた。 さらに、改善計画の実施完了までの間、８月末を第１回目とし、以後、３ヶ月毎に改善計画の進捗・実施、改善状況をとりまとめ、報告することを命じた。 ウリィ銀行・東京支店に対する行政処分は、金融庁の立入検査などの結果、同支店の法令遵守態勢、経営管理態勢などに、基本的な問題が認められたため。 具体的には、 ・一部の歴代東京支店長は、支店長専決権限の範囲内に抑えるために、同一企業グループの複数の法人に分散した融資などの多数の不適切な融資を自ら組成・実行していた。 ・一部の歴代東京支店長は、融資先関係者よりリベートであるおそれのある資金を受領していたこと、融資先から個人的に受託した資金の一部を自己及び家族名義の不動産購入資金等に流用していたこと、また、自己資金で融資先に貸付けを実行等していたこと。 ・歴代東京支店長は、反社会的勢力との取引防止について、反社データベースが不十分であること、顧客との取引に係る事前・事後の反社チェックが不徹底であること、等の不十分な対応をとっていたこと。＊ウリィ銀行…ソウルに本店を置く、韓国の大手７銀行の一つ。韓国の大手銀行の中で、唯一の純韓国系資本銀行（それ以外の６行は外資系銀行）。 |
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