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FOMC、適度に拡大している

2015年6月17日(現地時間)、FRB・連邦公開市場委員会(FOMC)で、ゼロ金利政策の維持が決まった。

発表された声明によれば、アメリカの経済活動は、「適度に拡大している」とした。
前回(4月29日)の「一時的な要因を反映して減速している」から、改善した判断となった。

なお、昨年10月のQE3(アメリカの量的緩和政策)終了後、焦点は「政策金利の引き上げ」がいつ行われるかに移っている。

【FOMC声明・概要(2015年6月17日)】
<現状について>
・経済活動は、適度に拡大している。
・失業率は、堅調に推移している。
・家計消費の伸びは緩やかである。
・住宅部門は改善している。
・設備投資は軟化し、輸出が減少しているため、インフレ率は低いが、長期的なインフレ期待は安定している。

<金融政策について>
・引き続き、雇用最大化の促進と、2%のインフレ目標に近づけていく。
・雇用最大化と物価の安定に向けた歩みをサポートするため、現在のゼロ金利政策の維持を決めた。
・金利引き上げは、労働市場の状況、インフレ、インフレ期待と国際金融情勢など、幅広い情報を考慮し決める。

ニュースINDEX.2015年6月④
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