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外務大臣、感染症渡航情報を発出せず

2015年6月16日、岸田外務大臣が、官邸エントランスホールで行なった会見において、韓国で隔離対象となっている日本人女性が帰国していたということを認めた。
(隔離対象となっているのは、中東呼吸器症候群(MERS)に感染した可能性があるため)

一方、女性の帰国前に、韓国政府から連絡を受けていたかどうかについては、発言を避けた。
また、感染症渡航情報について、発出する段階に無いと発言した。

*韓国で隔離対象者となっていれば、韓国から出国することはできない。
*16日に世界保健機関(WHO)の緊急委員会が開催され、MERSの感染状況が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当するかどうかを検討する段階に入っているため、感染症渡航情報を発出するレベルに入っている。

<感染症危険情報>
新型インフルエンザなど、危険度の高い「感染症に関する」渡航情報。
感染症の発生初期の段階では、基本的に「広域情報」及び「スポット情報」により、一般的な注意喚起が行われます。
世界保健機関(WHO)による勧告や、発生国の感染状況などを総合的に勘案して、「感染症危険情報」が発表されます。
なお、感染症危険情報は、3つのレベルに分かれています。

・感染症危険情報(3つのレベル)発出の目安
WHO勧告(PHEICなど)の発出が検討される場合…不要不急の渡航については、延期も含め検討してください。

WHO勧告(PHEICなど)の発出された場合…不要不急の渡航は延期してください。

パンデミックの危険に達した場合…目的のいかんを問わず、渡航を自粛してください。

*感染症危険情報それ自体には、渡航・滞在を制限するような強制力はありません。
*感染症危険情報が出ていない国・地域も安全とは限りません。

ニュースINDEX.2015年6月④
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