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雌阿寒岳、噴火警戒レベル2

2015年7月28日、気象庁が、雌阿寒岳(北海道)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1から2(火口周辺規制)に引き上げた。

雌阿寒岳では、26日からポンマチネシリ火口付近の浅いところを震源とする、微小な火山性地震が増加。
また、27日と28日に行なった現地調査の結果、ポンマチネシリ火口付近で地熱域が拡大し、噴煙の勢いも増加しているのが認められた。

これを受け、噴火警戒レベルを1から2(火口周辺規制)に引き上げた。
雌阿寒岳の火山活動は活発になっており、今後ごく小さな噴火が発生する可能性があります。

噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石に、警戒を。
ポンマチネシリ火口から、概ね500メートルの範囲には近づかないでください。

*雌阿寒岳…北海道東部、釧路市と足寄町に跨っている山で、ポンマチネシリや阿寒富士など8つの小さな火山から構成される。山麓にはマリモで有名な阿寒湖がある。

<参考:噴火警戒レベル>
レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難等が必要。

レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。

レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。

レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制等。

レベル1(平常)
状況に応じて火口内への立入規制等。

ニュースINDEX.2015年7月⑥
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