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2017梅、平年より1週間遅い

2017年の梅の見頃は、平年より遅くなる模様です。
     
梅の花芽は、桜と同様、前年の夏に出来、秋になると短日・低温を受け、休眠に入ります。
一定期間、低温にさらされると、花芽は休眠から目覚めます(休眠打破)。
休眠から覚めた後、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。
     
桜と大きく異なるのは、休眠打破に必要な低温の時間が少ないこと。
梅の普通咲き品種で、桜(ソメイヨシノ)の約半分程度とされています。
     
このため、梅は休眠の期間が短く、開花の早晩は1月以降の気温(休眠打破後の気温)に影響されます。
1月以降の気温が高い場合は、開花が早く、低いと開花は遅くなります。
     
10月11日、気象庁は、ラニーニャ現象が発生していると判断し、冬にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高いと発表しました。
(エルニーニョ監視速報)
       
一般的に、ラニーニャ現象が発生すると、冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向にあります。
1月、2月の気温が平年より低くなれば、梅の開花も平年より遅くなります。
      
*Qnewニュースの計算では、関東から西の名所で約1週間平年より遅くなる見込み。
*偕楽園(茨城)で、見頃のピークは3月中旬頃となる見込み。
*大阪城梅林(大阪)で、見頃のピークは3月上旬となる見込み。

ニュースINDEX.2016年10月③
★観光・国内
『梅』

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