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南スーダンPKO、駆け付け警護を追加

2016年11月15日、同日の定例閣議で、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に、「駆け付け警護」業務の追加を決定した。
     
駆け付け警護は、国際平和協力法第3条第5号ラに掲げる業務の呼び名。
平和維持活動を行っている関係者に危難が生じた場合、活動関係者の保護を行うというもの。
     
外務省によると、派遣施設隊が活動している首都ジュバの情勢は比較的落ち着いているものの、地方を中心に、武力衝突や一般市民の殺傷行為が度々発生している。
このため、危険に遭遇したUNMISSなどの国際機関やNGOの職員、UNMISSの関係者から、保護の要請を受けることも考えられる状況となっている。
今回、このような要請に応えるため、業務を追加することにしたもの。
        
<南スーダンでのPKO>
南スーダンは長い内戦の後、2011年7月にスーダンから独立した。
同地域では、平和と安定のため、国連による平和維持活動が行なわれてきた。
日本も国際平和協力法(PKO協力法)に基づき、2011年11月から国連・南スーダン・ミッションに司令部要員を、2012年1月からは自衛隊施設部隊を派遣。

派遣された自衛隊施設部隊は、首都ジュバにおいて、国内避難民の支援活動や道路整備などの活動を行っている。
2016年2月29日現在、司令部要員として4名、施設部隊として353名が派遣されている。
      
2016年11月15日、閣議で、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に「駆け付け警護」の業務が加えられた。
駆け付け警護は、平和維持活動を行っている関係者に危難が生じた場合、活動関係者の保護を行うというもの。
     
なお、自衛隊の南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)は期間延長が繰り返され、現在の活動期間は、2017年3月31日まで、となっている。

ニュースINDEX.2016年11月③
★政治・国際
『PKO・南スーダン』


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