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FOMC、政策金利を引き上げ

2016年12月14日(現地時間)、アメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利の引き上げ(0.50~0.75%に)を決めた。

FOMCは、2008年の金融危機以来、経済建て直しのため続けてきたゼロ金利政策を、2015年12月の委員会で解除し、政策金利(0.25%~0.5%)を引き上げた。
その後のFOMCでは政策金利の維持を決め、今回、1年ぶりに政策金利を引き上げた。
(0.25%~0.5%から0.50~0.75%に)
      
なお、政策金利の引き上げは、全員一致での決定。
次回のFOMCは、2017年1月31日、2月1日に開催される。

【FOMC声明・概要(2016年12月14日)】
<現状について>
・経済成長は今年半ば以降、穏やかなに拡大している。
・労働市場は強化を続けている。
・家計支出は、緩やかな伸びを示した。
・設備投資は軟調である。
・インフレ率は上昇しているが、エネルギー価格と非エネルギー輸入価格の下落を反映して、目標(年2%)を下回っている。
*声明内容は、前回(11月)と比べ、経済成長が「持ち直し」から「穏やかなに拡大」に変わり、インフレ率が単に「下回っている」から、現在は下回っているが「上昇を続けている」との表現が加わった。

<金融政策について>
・引き続き、雇用最大化の促進と、2%のインフレ目標に近づけていく。
・インフレ率は、中期的には2%に上昇する見込み。
・政策金利を0.25%~0.5%(目標レンジ)から、0.50~0.75%に引き上げる。
*今回の金融政策は全員一致での決定(賛成10名)。

ニュースINDEX.2016年12月③
★政治・国際
『アメリカ』


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