2016年6月14日、気象庁が、口永良部島の噴火警報レベルを5(避難)から3(入山規制)に引き下げた。
口永良部島は、2015年年5月29日9時59分に、新岳で爆発的噴火が発生。
この噴火に伴い、火砕流が発生し、海岸まで達した。
これを受け、2015年5月29日10時7分、口永良部島に噴火警報(噴火警戒レベル5、避難)が発表されていた。
6月14日の火山噴火予知連絡会において、「引き続き、噴火の可能性はあるが、2015年5月29日と同程度の噴火が発生する可能性は低下している」との評価になったことを受け、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き下げた。
また、噴火による影響が海上まで及ぶおそれがなくなったため、火山現象に関する海上警報を解除した。
<参考:噴火警戒レベル>
・レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
・レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
・レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制等。
・レベル1(平常)
状況に応じて火口内への立入規制等。