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6月のFOMC、政策金利を維持

2016年6月15日(現地時間)、アメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利(0.25%~0.5%)の維持を決めた。

FOMCは、2008年の金融危機以来、経済建て直しのため続けてきたゼロ金利政策を、2015年12月の委員会で解除。
その後、2016年1月、3月、4月のFOMCでは政策金利の維持を決め、今回(2016年6月)も維持を決めた。
次回のFOMCは、2016年7月26日、27日に開催される。

【FOMC声明・概要(2016年6月15日)】
<現状について>
・経済成長は活発に伸びているが、労働市場の伸びは鈍化した。
・家計支出は、強い伸びを示した。
・住宅部門はさらに改善したが、輸出と設備投資は軟調である。
・インフレ率は、エネルギー価格と非エネルギー輸入価格の下落を反映して、低い状態が続いている。
          
*前回(4月)との違いは、経済成長が「鈍化」から「活発な伸び」に、労働市場が「改善」から「鈍化」に、家計支出が「減速」から「強い伸び」に変わった。

<金融政策について>
・引き続き、雇用最大化の促進と、2%のインフレ目標に近づけていく。
・インフレ率は、中期的には2%に上昇する見込み。
・経済活動が緩やかなペースで拡大し、労働市場のさらなる改善のため、政策金利を0.25%~0.5%(目標レンジ)に据え置く。

ニュースINDEX.2016年6月④
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『アメリカ』

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