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仲裁判断に従うことを期待すると伝達

2016年7月15日、ASEM首脳会合出席のためモンゴルを訪問中の安倍総理が、同地で李克強・中国国務院総理と首脳会談を行なった。
     
外務省によると、会談はテロ対策などについて話しあった。
また、南シナ海問題について、安倍総理はオランダ・ハーグの仲裁裁判所が下した仲裁判断に従うことを期待すると伝えた。
        
【日本・中国首脳会談(概要)】
(外務省発表をまとめたものです)
・安倍総理が、経済面の連携強化のため、日中ハイレベル経済対話を早期に開催したい、また、テロ対策について、具体的な協力を進めたいと発言。
・さらに、安倍総理が北朝鮮に対し、挑発行動の自制、安保理決議等の遵守を共に強く求めたいと発言。
        
・李克強総理が、テロはグローバルな問題であり、日中が協力してグローバルなテロの脅威に対応していくべきであると応じた。
           
・安倍総理が、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が下した仲裁判断に従うことを期待すると伝えた。
             
<仲裁裁判所・仲裁判断、南シナ海紛争について>
2016年7月12日に、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、南シナ海紛争について下した最終的な仲裁判断。
・中国の主張(南シナ海のほぼ全域に中国の主権が及ぶ)は、法的な根拠が無い。
・中国が実効支配している南沙諸島は、満潮時は海面下となる「低潮高地」や岩であり、排他的経済水域(EEZ)や大陸棚は認められない。
・中国による、フィリピンのEEZ内での漁船妨害や人工島造成は、フィリピンの主権を侵害している。

ニュースINDEX.2016年7月④
★政治・国際
『中国』
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