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秋の正倉院展、10月22日~11月7日

2016年8月12日、宮内庁が、第68回・正倉院展の開催について発表。
     
正倉院展は、毎年秋に奈良国立博物館で開催される特別展覧会。
天平文化を今に伝える正倉院宝物のうち、毎年、数十点が公開される。
     
68回目となる2016年は、10月22日から11月7日まで開催されることになった。
漆胡瓶以下64件の正倉院宝物が出陳され、そのうち初出陳は9件。
         
*漆胡瓶(しっこへい)…ペルシャ風の水瓶。漆器。漆面に平脱技法によって銀を用いて鳥獣、花鳥、雲などを表している。
    
【正倉院展(奈良国立博物館)】
毎年秋に、奈良国立博物館で開催される特別展覧会。
天平文化を今に伝える正倉院宝物のうち、毎年、数十点が公開される。
2016年で68回目。
    
正倉院には、現在、整理済みのものだけでも約九千点の宝物がある。
展示はそのうちのわずか数十点だけであるため、毎年違った宝物が展示され、毎年訪れるファンも多い。
    
<正倉院>
奈良、平安時代の官庁や大寺には、重要物品を納める倉庫「正倉」が設けられていました。
そして、いくつもの正倉が集まっている場所を、「正倉院」と呼んでいました。
正倉院自体は多数、存在していたのですが(奈良、平安時代)、現存しているのは東大寺だけ。
そのため、現在では、正倉院といえば東大寺の正倉院を指す言葉となりました。
     
東大寺の正倉院は、8世紀の中頃、光明皇后が聖武天皇の御冥福を祈り、数百点を超える愛用品などを東大寺に奉献したことに始まります。
その後、多数の品々が奉献され、現在、整理済みのものだけでも約九千点の宝物が保管されています。
          
そのほとんどのものが奈良時代(8世紀の遺品)のものであり、大陸(インド、イラン、ギリシャ、ローマ、エジプト、中国など)から舶載されたもの、我が国で製作された美術工芸品や文書などです。
(金工、木工、漆工、甲角細工、陶芸、ガラス、染織など)
        
とくに注目されるのは、西方的色彩が濃厚なことで、そのため、「正倉院はシルクロードの終着点である」という言葉もあります。
なお、この正倉院は朝廷の監督の下、東大寺によって管理されてきましたが、現在は、宮内庁の所管となっています。
*参考…宮内庁「正倉院について」
     
<日時>
■毎年秋(10月下旬~11月上旬頃)
2016年は10月22日~11月7日
9時~18時
*金、土、日、祝日は19時まで
    
<場所・アクセス>
■奈良国立博物館(奈良市登大路町50番地)
・近鉄「奈良駅」から東へ、徒歩約15分。
・JR「奈良駅」から市内循環バス外回りで「氷室神社・国立博物館」バス停下車すぐ。
(近鉄奈良駅からもバスが出ています)
    
<料金>
・一般…1100円
・大学生、高校生…700円
・中学生、小学生…400円
(いずれも当日券)

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