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西ノ島、火口周辺警報に引き下げ

2016年8月17日、気象庁が、西之島の火口周辺警報(入山危険)を火口周辺警報(火口周辺危険)に引き下げた。
       
西之島は、東京の南約1000キロメートル、父島の西約130キロメートルに位置する小笠原諸島の無人島。
2013年11月以降、噴火や溶岩の流出を続けていたが、2015年11月下旬以降はいずれも確認されていない。
さらに、2015年12月以降は、地表面温度の低下した状態が続いている。
        
2016年6月14日の火山噴火予知連絡会で、西之島の火山活動について「火山活動の明らかな低下が認められるものの、火山ガスの放出が続いています。火口周辺では小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください」との評価になった。
     
これらのことから、気象庁は、西之島に発表していた火口周辺警報(入山危険)を、2016年8月17日15時、火口周辺警報(火口周辺危険)に引き下げ、警戒が必要な範囲を1.5kmから500mに縮小した。
また、噴火による影響が海上まで及ぶおそれがなくなったことから、火山現象に関する海上警報を解除した。
      
【西之島(にしのしま)】
東京の南約1000キロメートル、父島の西約130キロメートルに位置する小笠原諸島の無人島。
2013年11月20日、西之島の南南東500メートルの海上で噴火があり、新しい陸地が出現。
活発に噴火を続け、2013年12月26日、溶岩流が西ノ島に到達し、新しく出現した島は、西ノ島と一体化した。
2016年7月19日時点、東⻄約1900メートル、南北約1900メートル、西ノ島の面積は約2.68k㎡(東京ドームの約57個分の面積)。

ニュースINDEX.2016年8月④
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『火山』

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