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中国と関係改善に努めるという決意を確認

2016年9月5日、G20サミット参加のため中国・杭州を訪問した安倍総理が、西湖国賓館において、習近平・中国国家主席と首脳会談を行なった。
     
外務省によると、会談では両国関係、中国公船の領海侵犯、地域情勢などについて話し合い、関係改善に努めるという決意を確認した。
       
【日本・中国首脳会談(概要)】
(外務省発表をまとめたものです)
<両国関係・全般について>
・安倍総理が、戦略的互恵関係を推進していきたいと発言。
・これに対し、習主席が応ずる発言があり、関係改善に努めるという決意を確認した。
・対話や協力、各種交流を進め、両国の国民感情を改善していくことで一致。
・テロ対策に関する協力を強化することで一致。
・金融協力の深化について、更に協議を深めていくことで一致。
     
<東シナ海について>
・安倍総理が、東シナ海での中国公船・軍による特異な活動は極めて遺憾であり、一方的に緊張を高める行動をなくし、状況を改善するよう発言。
・これに対し、習主席が、東シナ海の平和と安定を維持していくと発言。
・9月14日から広島で高級事務レベル海洋協議を開催し、国際約束締結に関する交渉の再開を協議することで一致。
・防衛当局間の海空連絡メカニズムを早期に運用開始するため、協議を加速することで一致した。
        
<地域情勢について>
・安倍総理が、南シナ海問題について、中国の適切な行動を期待すると発言。さらに、国際法のルールを守り、周辺国等の不安解消に努めるよう求めた。
・これに対し、習主席から、従来どおりの中国側の立場が述べられた。
      
・安倍総理が、北朝鮮問題について、具体的措置を講ずべきとして、常任理事国としての中国の建設的な対応を求めた。また、拉致問題に関し、協力を期待すると伝えた。

ニュースINDEX.2016年9月②
★政治・国際
『中国』

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