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曇り空の下、猿沢池の采女祭、行われる

2016年9月15日、猿沢池(奈良市)で、采女神社の例祭・采女祭が行われた。

采女祭は、毎年、中秋の名月(旧暦8月15日)に行われるお祭りで、事実上、名月鑑賞地として名高い「猿沢池」の観月祭となっている。
2016年は曇り空の下、「管絃船の儀」などが行われ、多数の人出で賑わった。

【采女祭(うねめまつり)】
毎年、中秋の名月に行われる、奈良市・采女神社(春日大社の末社)の例祭。
奈良時代、天皇の寵愛をうけた采女(天皇の給仕をする女官の職名)が、天皇の関心が薄れたことを悲観し、中秋の名月の日、猿沢池に入水。
この采女の霊を慰めるため、采女祭が始まったといわれています。

現在では、中秋の名月の日、JR奈良駅前から采女神社まで「花扇奉納行列」が行われ、祭りがスタート。
その後、采女神社で花扇奉納神事が執り行われ、19時から管絃船の儀が行われます。

なお、采女祭は名月鑑賞地として名高い「猿沢池」において、中秋の名月(旧暦8月15日)に行われるお祭りのため、事実上、「猿沢池の観月祭」となっています。

<日程と行事>
花扇奉納行列…午後5時(JR奈良駅〜猿沢池)
花扇奉納神事…午後6時(采女神社)
管絃船の儀…午後7時(猿沢池)

「花扇奉納行列」
JR奈良駅前から、采女神社まで。
花扇を牛車に乗せ、人がゆっくりと引っ張っていきます。
(花扇は、秋の七草で美しく飾られた高さ2mほどの花の扇)
また、御所車に乗った十二単姿の花扇使など、天平衣装まとった行列が練り歩きます。

「管絃船の儀」
猿沢池に、龍と鳳凰の形をした2そうの船(管絃船)に花扇を乗せ、雅楽の調べとともに、池を2周回ります。
そして、池に花扇を投じ、采女の霊を鎮めます。

ニュースINDEX.2016年9月④
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