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9月のFOMC、政策金利を維持

2016年9月21日(現地時間)、アメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利(0.25%~0.5%)の維持を決めた。

FOMCは、2008年の金融危機以来、経済建て直しのため続けてきたゼロ金利政策を、2015年12月の委員会で解除。
その後、2016年1月、3月、4月、6月、7月のFOMCでは政策金利の維持を決め、今回(2016年9月)も維持を決めた。
       
なお、政策金利の維持は賛成7、反対3での決定で、反対した3名の委員は政策金利を0.50~0.75%に引き上げることを主張した。
次回のFOMCは、2016年11月1日、2日に開催される。

【FOMC声明・概要(2016年9月21日)】
<現状について>
・経済成長は今年前半の穏やかなペースから持ち直している。
・労働市場は強化を続けている。
・家計支出は、強い伸びを示した。
・設備投資は軟調である。
・インフレ率は、エネルギー価格と非エネルギー輸入価格の下落を反映して、目標(年2%)を下回る状況が続いている。
          
*前回(7月)との違いは、経済成長が「穏やかなペースで拡大」から「持ち直し」に変わった。

<金融政策について>
・引き続き、雇用最大化の促進と、2%のインフレ目標に近づけていく。
・インフレ率は、中期的には2%に上昇する見込み。
・2%のインフレ目標と労働市場をさらに強化するため、政策金利を0.25%~0.5%(目標レンジ)に据え置く。
          
*今回の金融政策は賛成7名、反対3名での決定。反対した3名は政策金利を0.50~0.75%に引き上げることを主張した。

ニュースINDEX.2016年9月⑤
★政治・国際
『アメリカ』

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