霧島山、警戒範囲を3kmに拡大
2017年10月15日、気象庁が、霧島山(新燃岳)の警戒が必要な範囲を、2kmから3kmに拡大しました。
同日、霧島山の火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が、1日あたり11000トン(13日は1400トン)に急増しました。
火山性微動も継続しており、振幅も更に大きくなっています。
今後、更に活動が活発になる可能性があることから、気象庁は同日、火口周辺警報の切替を行い、警戒が必要な範囲を2kmから3kmに拡大しました。
火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒を。
風下側では、降灰や小さな噴石に注意を。
*噴火警戒レベルはレベル3のままです。警報の内容が変わりました。
*新燃岳(しんもえだけ)は、九州南部の霧島山中央部に位置する、標高1421mの活火山。火口は鹿児島県霧島市に位置するが、尾根筋は宮崎県小林市にまたがる。
<参考:噴火警戒レベル>
・レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
・レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
・レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制等。
・レベル1(活火山であることに留意)
状況に応じて火口内への立入規制等。
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