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日本、スペイン政府の措置を尊重

2017年10月30日、外務省が、スペイン政府のカタルーニャ州に対する対応について、外務報道官談話を発表。
     
10月27日、カタルーニャ自治州議会で、独立に関する動議が賛成多数で可決され、同議会は独立を宣言しました。
    
独立宣言を受け、スペインのラホイ首相は、カタルーニャ自治州議会の解散、州知事の職務停止などの措置を執行しました。
     
この事態を受けての外務報道官談話。
日本政府としては、スペイン政府の措置を尊重し、憲法を含む国内法に基づき、平和的に解決されることを希望すると表明しました。
    
【スペイン・カタルーニャ州】
カタルーニャ州は、スペイン北東部の地中海岸の地域。
スペインの自治州で、州都はバルセロナ。
     
古代から交通の要衝として栄え、中世にはカタルーニャ君主国として栄えました。
その後、スペイン帝国の一部となりますが、現在でもカタルーニャ人として、独自の伝統や習慣、言語を持ちます。
         
<2017年の州民投票・独立宣言>
2017年10月1日、スペイン・カタルーニャ州で、カタルーニャの分離独立を問う、州民投票が行われ、投票者90%が独立に賛成しました(投票率42%)。
         
この州民投票は、州議会が可決した州民投票法に基づき、行われましたが、スペイン中央政府は違法であるとしています。
投票日には、分離独立派と、投票を阻止しようとする中央政府(警察)の間で衝突が起こり、多数の負傷者が発生しました。
        
2017年10月27日、自治州議会で独立に関する動議が賛成多数で可決し、独立を宣言しました。
      
同日、この事態を受け、スペインのラホイ首相は、カタルーニャ自治州政府の閣僚を解任し、議会を解散させると発表。

ニュースINDEX.2017年10月③
★政治・国際
『スペイン』


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