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2018東京の桜開花予想、3月24日

2018年の東京・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より2日早い、3月24日。
      
2018年の東京の桜は、2月末まで、ラニーニャ現象時の特徴が持続する可能性が高い影響(寒冬)により、花芽の休眠打破が5日早くなる予想です。
   
寒冬の影響で、休眠打破後の花芽の生長は少し遅くなりますが、休眠打破が早いため、開花も早くなる予想です。
東京の桜開花予想は、平年より2日早い、3月24日です。
        
なお、ソメイヨシノの満開は、3月31日から4月4日まで続く予想です。
       
*第2回目の開花予想、12月7日現在。

【計算式・2018年の東京】
<計算の前提条件>
・開花までに必要な積算温度は、立春(基準日)から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温(8℃以下)時間は、1000時間。
       
・立春(2月4日)を、積算温度計算の基準日(平年)とする。
      
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
       
・気象庁は冬の終わりまで、ラニーニャ現象の特徴が持続する可能性が高い(60%)と判断したため、12月の気温を0.8℃、1月の気温を0.5℃、2月の気温を0.5℃低いと予測。
・春(3月)は平年並と予測
   
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち21時間と予測…②
     
<2018年の休眠打破>
・2017年11月の気温は、平年より0.2℃低くなったため、休眠打破は12時間早くなった。
30日×0.2℃×2時間=12時間…③
     
・2017年12月の気温は平年より0.8℃低い予測のため、これにより休眠打破の進みは、
31日×0.8℃×2時間=49.6時間…④
     
・2018年1月の気温は平年より0.5℃低い予測のため、これによる休眠打破の進みは、
31日×0.5℃×2時間=31時間…⑤
      
・休眠打破が早くなる時間は(③+④+⑤)、
12時間+49.6時間+31時間=92.6時間…⑥
         
・休眠打破が早くなる日数は(⑥÷②)、
92.6時間÷21時間=4.4日…⑦
       
■2018年の休眠打破は、平年より5日早くなり、1月30日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
     
<1月の積算温度>
・1月の気温を平年より0.5℃低い(4.7℃)と予測。
また、基準日(1月30日)から1月末までの日数は2日
1月の積算温度は、4.7℃×2日=9.4℃…⑧
      
<2月の積算温度>
・2月の気温を平年より0.5℃低い(5.2℃)と予測。
2月の積算温度は、5.2℃×28日=145.6℃…⑨

<3月に必要な積算温度>
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、1月(⑧)と2月(⑨)の積算温度を引いたもの。
360℃ー9.4℃ー145.6℃=205.0℃…⑩
        
<3月の開花に必要な日数>
・必要な積算温度(⑩)を、3月の気温(平年並の8.7℃)で割ったもの。
205.0℃÷8.7℃=23.6

■計算上の東京の桜開花日は、平年より2日早い、3月24日。

*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日

【開花まで生理と開花予想】
<桜の開花>
1、桜の花芽は、前年の夏に出来ます。

2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、休眠(成長を停止すること)に入ります。

3、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この休眠から目覚めます

4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると生長を始め、そして、開花します。
このため、桜の開花は、前年秋から春にかけての気温の推移により決まります。

<桜の開花予想>
桜の花芽が休眠打破した日を計算し、それ以降の気温を予想し、開花日を予測します。
       
*ソメイヨシノの場合、休眠打破に8℃以下の気温が800時間~1000時間必要です。
*低い気温(4℃以下)であれば、必要とされる時間が短縮されます。
       
*休眠打破した後、開花までの日数は、積算温度や積算時間で計算します。
*積算温度:一日の平均気温の和(あるいは最高気温の和)。
*積算時間:一定温度以上の時間の和。ex、8℃以上の時間が計300時間など。

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