2018大阪の桜開花予想、3月22日
2018年の大阪・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より6日早い、3月22日。
2018年の桜は、2月末まで、ラニーニャ現象時の特徴が持続する可能性が高い影響(寒冬)により、大阪では花芽の休眠打破が10日早くなる予想です。
寒冬の影響で、休眠打破後の花芽の生長は少し遅くなりますが、休眠打破が早いため、開花も早くなる予想です。
大阪の桜開花予想は、平年より6日早い、3月22日です。
なお、ソメイヨシノの満開は、3月30日から4月3日まで続く予想です。
*第2回目の開花予想、12月7日現在。
【計算式・2018年の大阪】
<計算の前提条件>
・開花までに必要な積算温度は、立春(基準日)から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温(8℃以下)時間は、1000時間。
・積算温度計算の基準日(平年)を、2月12日とする…②
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
・気象庁は冬の終わりまで、ラニーニャ現象の特徴が持続する可能性が高い(60%)と判断したため、12月の気温を1.4℃、1月の気温を1.0℃、2月の気温を0.5℃低いと予測。
・春(3月)は平年並と予測
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち21時間と予測…③
<2018年の休眠打破>
・2017年11月の大阪の気温は、平年より1.0℃低くなったため、休眠打破は60時間早くなった。
30日×1.0℃×2時間=60時間…④
・2017年12月の気温は平年より1.4℃低い予測のため、これにより休眠打破の進みは、
31日×1.4℃×2時間=86.8時間…⑤
・2018年1月の気温は平年より1.0℃低い予測のため、これによる休眠打破の進みは、
31日×1.0℃×2時間=62時間…⑥
・休眠打破が早くなる時間は(④+⑤+⑥)、
60時間+86.8時間+62時間=208.8時間…⑦
・休眠打破が早くなる日数は(⑦÷③)、
208.8時間÷21時間=9.9日…⑧
■2018年の休眠打破は、平年の基準日(②)より10日早くなり、2月2日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
<2月の積算温度>
・2月の気温を平年より0.5℃低い(5.8℃)と予測。
2月(2月2日~28日)の積算温度は、5.8℃×27日=156.6℃…⑨
<3月に必要な積算温度>
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑨)の積算温度を引いたもの。
360℃ー156.6℃=203.4℃…⑩
<3月の開花に必要な日数>
・必要な積算温度(⑩)を、3月の気温(平年並の9.4℃)で割ったもの。
203.4℃÷9.4℃=21.6
■計算上の大阪の桜開花日は、平年より6日早い、3月22日。
*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
【開花まで生理と開花予想】
<桜の開花>
1、桜の花芽は、前年の夏に出来ます。
2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、休眠(成長を停止すること)に入ります。
3、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この休眠から目覚めます
4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると生長を始め、そして、開花します。
このため、桜の開花は、前年秋から春にかけての気温の推移により決まります。
<桜の開花予想>
桜の花芽が休眠打破した日を計算し、それ以降の気温を予想し、開花日を予測します。
*ソメイヨシノの場合、休眠打破に8℃以下の気温が800時間~1000時間必要です。
*低い気温(4℃以下)であれば、必要とされる時間が短縮されます。
*休眠打破した後、開花までの日数は、積算温度や積算時間で計算します。
*積算温度:一日の平均気温の和(あるいは最高気温の和)。
*積算時間:一定温度以上の時間の和。ex、8℃以上の時間が計300時間など。
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大阪城 |
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大川 |
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造幣局・桜の通り抜け |
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大川 |
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造幣局・桜の通り抜け |
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