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タオルミーナ・サミット、閉幕

2017年5月27日、イタリア・タオルミーナで開催されたG7タオルミーナ・サミットが2日間の日程を終え、閉幕した。
     
今年のG7サミットは、メンバーの半数が初参加となり、北朝鮮、テロ・暴力的過激主義、難民問題が深刻化する中、開催された。
       
外務省によると、世界の平和・安定の確保、世界経済などについて討議が行われ、メンバーの信頼関係を深めるとともに、G7が国際社会の課題について、これまで以上に結束して、対応していくことで一致した。
          
また、次回2018年のサミットは、カナダで開催されることになった。
      
【G7タオルミーナ・サミット成果】
(外務省発表をまとめたものです)
<G7の結束について>
・普遍的価値を共有するG7が結束し、ルールに基づく国際秩序の推進で一致した。
     
<テロについて>
・国際協力、インターネット上のテロ対策、テロの資金源となる組織犯罪対策の重要性を確認。
・テロとの闘いに関するG7タオルミーナ声明を発表。
       
<地域問題について>
・シリアにおける国際テロを壊滅させるため、取組を強化する。
・リビアでは、包摂的な政治対話や国民和解の道筋を前進させる。
・北朝鮮による核実験、弾道ミサイルの発射を非難し、制裁措置を強化する。
・ウクライナの独立、領土の一体性、主権を完全に支持することを確認。
・東シナ海、南シナ海の状況について、懸念を表明。一方的な行動に対し強く反対を表明。
      
<世界経済について>
・世界経済の回復は勢いを増しているが、成長は依然として緩やかである。
・経済成長のため、全ての政策手段(金融、財政)を用いるという合意を再確認した。
・為替レートを目標としないことなど、これまでの為替相場における合意を再確認。
・あらゆる形態の腐敗、租税回避にも対処することを決意表明する。
・女性の進出は、経済にプラスであるとの認識で一致。
       
<貿易>
・自由で、公正で、互恵的な貿易、投資は、成長、雇用創出の原動力であることを認識。
・保護主義と闘うという決意を再確認した。
・全ての企業や市民が利益を最大限享受できるよう、適切な政策の採用を表明。
       
<難民問題について>
・難民については、母国の近くで支援し、母国に安全に帰還できることが大事。
・難民が発生させないよう、手助けを行う。
・国境管理を強化し、帰還の制度を構築する。
・非正規、非合法の移住を減らし、移民の密入国、人身取引と闘う。
       
<アフリカについて>
・アフリカの安全保障、安定、持続可能な開発は、高い優先事項である。
・飢餓を終わらせ、食料安全保障と栄養改善を達成し、持続可能な農業を促進させる。
       
<次回サミットについて>
・次回サミット(2018年)は、カナダで開催する。

ニュースINDEX.2017年5月③
★政治・国際
『G7』


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