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マルタの旧日本海軍戦没者墓地へ 2017年5月27日、マルタを訪問中の安倍総理が、同地の旧日本海軍戦没者墓地において、慰霊を行なった。 旧日本海軍戦没者墓地は、第一次世界大戦中、地中海の防衛にあたり、同地で戦死・病死した日本海軍艦隊・兵士の墓地。 ＜旧日本海軍戦没者墓地＞ マルタは、第一次世界大戦中、イギリスの統治下にあり、当時、地中海における補給線を護る連合国海軍の基地となっていた。 1917年2月、日英同盟の下、イギリスからの要請を受け、日本海軍艦隊が地中海に派遣された。 地中海に派遣された日本海軍艦隊は、マルタに基地を置き、連合国軍・輸送船団の保護の任に当たった。 日本海軍艦隊の活躍はめざましく、各国から「地中海の守り神」と呼ばれた。 1917年6月11日、クレタ島付近で作戦中の駆逐艦・榊（さかき）は、潜水艦の攻撃を受けて大破。 艦長の上原中佐以下、59名が戦死した。 マルタのカルカーラの英連邦軍墓地には、この59名と同地で病死した12名の旧日本海軍戦没者墓地がある。 また、71名をまつる慰霊碑が建てられている。 |
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