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原油上昇、1バレル48ドル台

2017年6月6日(現地時間)、ニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(7月限)は、前日末より0.79ドル上昇、1バレル48.19ドルで取り引きを終えた。
        
5月25日のOPEC総会において減産の延長で合意した後は、下落傾向にあったが、6日は反発し、1バレル48ドル台に戻した。
        
*1バレル…約159リットル
*原油価格は、在庫の状況や産油国による減産の状況などで、乱高下の相場となっている
        
*原油価格はインフレ率と密接な関係にあり、アメリカ当局(FOMC)の金融政策に大きな影響を与える。このため、原油価格の推移に注目が集まっている
         
【近年の原油取引状況】
原油価格は、2014年秋以降、下落が続き、2015年1月には約6年ぶりに1バレル50ドル割れとなった。
2015年の8月に入ると1バレル40ドル割れとなり、2015年(12月31日)は1バレル37.04ドルで取り引きを終えた。
 
2016年に入っても下落が続き、1月15日に終値でも1バレル30ドル割れとなった。
2016年2月下旬から上昇の流れとなり、2016年3月17日に1バレル40ドル台を回復。
       
2016年9月28日にアルジェリアで開催されたOPEC(石油輸出国機構)閣僚会議終了後、イランのザンギャネ石油相が減産で合意と発言したことにより、取り引き価格が上昇。10月以降は1バレル50ドル前後での取り引きが続いた。
         
2016年11月30日、OPEC総会での減産合意後は、原油価格が高騰、2016年(12月30日)は1バレル53ドル台で取り引きを終えた。
2016年は、1年間で約46%の価格上昇。
        
2017年に入ると、2月中旬までは1ドル53ドル前後の安定した取り引きであったが、2月下旬からは、再び、大きく価格が動く相場となった。
3月21日の4月限の最終取引日は、1バレル47ドル台で取り引きを終えた。
      
4月10日には1バレル53ドル台となるが、再び、価格下落の流れとなり、5月4日には1バレル45ドル台となった。
5月10日からは、一転、価格が上昇し、5月24日には1バレル51ドル台となった。
     
2017年5月25日、ウィーンで開催されたOPECの総会において、減産を2018年3月まで9ヵ月延長することで合意した。
同日の原油価格は、減産内容が予想通りであったため、大きく下落し、1バレル48ドル台となった。

ニュースINDEX.2017年6月①
★経済・国際
『アメリカ』


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